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社会学部が学術講演会「障がい者をどう思いますか?障がい者へのまなざしを通して人間の心を考える」を開催しました。

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千里山キャンパスで22日、社会学部が学術講演会「障がい者をどう思いますか?障がい者へのまなざしを通して人間の心を考える」を開催しました。 当日は、三重大学教育学部の栗田季佳氏を講師に迎え、"障がい"とは、"障がい者"とは、その意味を具体的事例を交えながら考えました。 「日本で暮らす上で、日本語しか話せない人・英語しか話せない人・手話しか話せない人のうち、不利益を被るのは誰?」。栗田氏の問いかけに学生たちは熟考。「日本では、手話しか話せない人がそうであるかもしれない。けどね・・・」と栗田氏はつづけました。「遺伝性による聴覚障がい者が多いマーサズ・ヴィンヤード島(アメリカ)では、誰もが手話を使えるため、コミュニケーションを取ることに大きな問題はない。つまりこれが意味することは、障がいとは"それ自身"ではなく、"環境が生みだすもの"であるということ」と説明。さらに、近年増加している"発達障がい"にも言えることとして「周囲との関わりの減少によって、ますます人との接し方が分からなくなる」と、その取り巻く環境の改善を訴えかけました。 最後に「現在の日本は、多様性を認め、柔軟な社会に変わっていく岐路にある。"こうあるべき"という考え方から離れ、許容しながら助け合っていくことが大切」と締めくくり、講演会は終了しました。
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